「リゾートは金になる」 2
自民党の国会議員有志の政策集団「自由主義経済推進機構」(FFS。83年成立。88年に「自由社会フォーラム」に改称)が、85年10月に「緑陽日本構想」(グリーンシャイン構想)と題する大規模リゾート整備構想を発表しました。
・・・これに呼応して競い合うように、各省庁がそれぞれの構想を打ち上げました。
●建設省・・・複合リゾートカントリー整備構想
●通産省・・・余暇開発基盤施設整備事業構想
●運輸省・・・アトラクティブ・リゾート21構想
●国土庁・・・広域リゾートエリア構想
●農林水産省・・・農山漁村リゾートゾーン整備構想
●自治省・・・大規模広域リゾートゾーン整備構想
●環境庁・・・リフレッシュ・イン・ナショナルパーク・プラン
官庁とはよほど人があまって暇なところらしく、似たような構想づくりに時間と金をつかっていたのです。
このように各省庁、いっせいに走り出した背景は85年以来の円高と構造不況脱出のための内需拡大政策という国家的要請と、カネ余り企業、金融機関のための投資先探しが必要だったからです。
各省庁の縄張り争いでは国家的要請が発揮されないということで、各省庁を集めた組織ができあがりました。
それが86年10月に自民党国会議員155名が結集して、自民党内に設立した「大規模リゾート建設促進議員連盟」(会長・小淵恵三議員)です。